水の行方(Flow of Water)

水の行方(Flow of Water)
55-1街区

作家は、東京ガラス工芸研究所でガラスによる作品制作を学び、素材としての板ガラスに出合う。以後、板ガラスを重ねる、接着する、削る、磨くという工程を経て作品を制作する。石彫に使用するハンドグラインダーを使い、削られてゆくガラスの感触を手で確かめながら、自らの造形感覚をダイレクトに反映させた作品を生み出す。削り磨かれたガラスの表層は水面のように揺らぎ、かたちに大きな広がりと量感をもたらし、光が透過あるいは反射されることで不可思議な像を映し出す。国内の他、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア等々で評価され、多数の作品が展示、コレクションされている。

作品は、川から流れる横浜の海のほか、雲、⾬という地球に循環する⽔の流れを12個のガラスオブジェの構成により表わす作品です。「12」という数は、1年の⽉数に代表されるように、天体と地球の⽣命に⼤きくかかわる数字として、⾵⽔や宗教・哲学・数字など⼈間の⽂明でも最も重要な数のひとつです。⽔の様相を表す一つ⼀つの彫刻が流れるように点在する様⼦を⽇中は太陽の光が照らし影や反射を⽣み、夜間は照明の光が照らしています。

作家名家住 利男
設置場所1 階屋外(外構/東側・南側)〈LG YOKOHAMA INNOVATION CENTER〉
材質ガラス
サイズ各H200×W450×D350mm(12点)
制作年2021(令和3)年6~12月

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