中央地区の街づくり

みなとみらい21街づくり基本協定

1988(昭和63)年にみなとみらい21中央地区の地権者等で「みなとみらい21街づくり基本協定」が締結されました。この協定は、地権者の間で街づくりについてのルールを自主的に定め、その基本的な考え方を共有し調和のとれた街づくりを進めることを目的としています。 この協定には、街づくりのテーマや土地利用イメージとともに、

  • 水と緑
  • スカイライン・街並・ビスタ
  • コモンスペース (パブリックアートの設置等)
  • アクティビティフロア
  • 色調・広告物
  • 駐車場・駐輪場

などの、街づくりについての基本的な考え方が示されています。 また、建築物については、敷地規模、高さ、 ペデストリアンネットワーク、外壁後退などの基準が示され、高度情報化社会への対応、都市防災、環境や周辺市街地への配慮など、都市管理に関する項目についても規定されています。

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建築物等の高さの最高限度P11_建築物等の高さの最高限.jpg

ペデストリアンネットワーク

都心における歩行者空間のネットワークとして、街区を貫く形で、ペデストリアンウェイを形成しています。横浜ランドマークタワー側からパシフィコ横浜へインナーモールとして連なる「クイーン軸」、横浜駅側から臨港パークを結ぶ「キング軸」、二つを結ぶ形で交差する「グランモール軸」の三つの軸で、歩行者ネットワークの骨格を形成しています。さらに、ペデストリアンデッキにより歩行者と車両の動線の分離を図っており、快適で回遊性の高い歩行者ネットワークが形成されています。

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ペデストリアンネットワークP11_ペデストリアンネットワ.jpg

スカイライン

みなとみらい21中央地区では、魅力ある街のスカイラインを演出しています。都市的骨格に沿って、超高層の建物を計画的に配置し街のランドマークを形成するとともに、全体的な基調として内陸から海へ向かって徐々に街並の高さが低くなるようにしています。
また、どこからでも海や港が感じられるように、街の主要なビスタポイントから海に向かっての通景空間を設けるとともに、各建物の建て方の工夫によって、街の奥深くまで海が感じられるようにしています。

コモンスペース

当地区では、賑わいにあふれた豊かな都市空間を生み出すため、全ての敷地にコモンスペースを設置しています。コモンスペースとは、公共空間と建物とを結びつける中間領域であり、人々が自由に出入りできる空間です。どのように作るかはそれぞれの施設によって創意工夫されており、通り抜け通路、中庭、建物内の吹抜け空間など、様々な演出がなされています。
また、地区内の公共的空間には80点を超えるパブリックアートが設置されています。これらのアート作品によって、表情の変化に富む、親しみやすい個性的な空間が生まれ、より豊かな文化が育まれています。

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アクティビティフロア

当地区では、街の賑わいを演出するため、全ての建物の低層階にアクティビティフロアを設置しています。アクティビティフロアとは、店舗、ショールーム、サービス施設等、人々が自由に利用できる空間を設置するもので、街の賑わいの連続性を保ちながら、ヒューマンスケールな街並を形成しています。
特に、ペデストリアンウェイや通り等の歩行者空間に面しては、街の賑わいの連続性を保つため、適切なスケール感により、街を行く人々の感覚に親しい階層となるようにアクテビティフロアが配置され、様々な活動が展開される都市空間が豊かに確保されています。

P12_3)_Shiseido Global Innovation Center(Activity floor_Vol91).jpg画像提供:資生堂グローバルイノベーションセンター(S/PARK)

中央地区都市景観形成ガイドライン

「景観法の景観計画」及び「横浜市魅力ある都市景観の創造に関する条例の 都市景観協議地区」に基づくルールで、より良い都市景観の創造を目指して います。 基本項目は以下のものです。

  • アクティビティフロア
  • 歩道状空地
  • コモンスペース(広場状空地)
  • 駐車場
  • 駐輪場
  • 付属設備等
  • 色彩
  • 夜間照明
  • 建築デザイン
  • スカイライン
  • 沿道通景
  • 屋外広告物
  • にぎわい形成

 〈横浜市都市整備局ホームページ〉
 ◆「みなとみらい21中央地区における景観計画・都市景観協議地区」について 

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区域図

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みなとみらい大通り沿道地区のルール

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