新港地区の街づくり

歴史と景観を活かした再開発

みなとみらい21中央地区と開港以来の街・関内山下地区との結節点に位置する新港地区は、わが国初の近代的な港湾施設として、明治後期から大正初期にかけて建設されました。赤レンガ倉庫に代表される懐かしい港の風景や石畳などが長い歴史を物語っています。再開発にあたっては、これらの歴史的資産や港の景観の保全に十分配慮したうえで、横浜港を支える港湾関連業務施設や、静穏な水面を活かした緑地などを整備しています。
【横浜市消防局航空消防隊撮影/みなとみらい21Informationvol.94掲載】新港①_新港空撮) ★Info94_2023-2 - 撮影者.jpg

新港地区の個性と街づくり像

新港地区は、赤レンガ倉庫をはじめとした歴史的資産が数多く残されていることや、"島"という地形的特徴など、個性豊かな街です。そのため、土地の高度利用により未来型街づくりを進めている中央地区とは趣を異にし、港と歴史を感じることができる、ゆったりとした街並みの形成など、次のテーマに沿って街づくりを進めています。

1 街の"楽しさ"を実現する
21 世紀の横浜港を支える港湾関連施設や、貿易振興や国際交流に貢献する施設、歴史性や静穏な内水面を活かした市民と港を結ぶ緑地等を整備し、賑わいと楽しさあふれる街づくりを進めます。
2 街の"優しさ"を実現する
人々がゆったりと心地よく快遊できるよう、広幅員で段差の少ない歩道や水際線を巡るプロムナード等を整備するとともに、わかりやすい誘導サインの設置など、人に優しい街づくりを進めます。
3 街の"美しさ"を実現する
みなとの情景を演出し、歴史と景観に配慮した魅力あふれる美しい街並み空間を形成します。
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みなとみらい21新港地区街並み景観ガイドライン

良好な街並み景観を誘導するために、「景観法の景観計画」「横浜市魅力ある都市景観の創造に関する条例の都市景観協議地区」に基づくルールを定めています。

方針1 みなとの情景の演出
❶海に向かってゆとりを持ち、連続性が感じられる街並みをつくります。
❷開放的で居心地のよい水域・水際線の風景をつくります。
方針2 歴史の継承
❸歴史的シンボルとしての赤レンガ倉庫への見通し景観を守ります。
❹歴史性を意識し、高さを抑えたまとまりのある街並み景観をつくります。
方針3 "島"としての個性の演出
❺歴史やみなとらしさを活かしたシークエンス景観をつくります。
❻歩いて楽しく、賑わいのある街並みをつくります。
❼周辺地区からの見下ろし景観を意識します。

〈横浜市港湾局ホームページ〉
 ◆「景観計画・都市景観協議地区の策定~みなとみらい21新港地区~」について

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