2023年度の水環境調査を行いました。(調査日:2023年5月30日)

2023年度の水環境調査を行いました。(調査日:2023年5月30日)の写真

『アマモの生育状況確認&水環境調査』 [2023.5.30(火)](※調査実施日)

みなとみらい汽車道で行っています、アマモの育成と水環境調査。
アマモの生育状況の確認及び水環境調査を5月30日(火)に行いました。

前回3月の調査時には、種から発芽したアマモ、地植えのものが6株、最大全長14cm。
プランターに播種したものは全部で50株が発芽、最大全長は20cm。
苗から育ったもの(地植え移植)が20キット残っていました。
さて、季節も春から夏へと移り変わるこの時期、
みなとみらいの海の中の状況はいったいどうなっているのでしょうか??

5月末とはいえ、既に梅雨なの?と思わせる様な雨の日が続き、
調査日当日も週間天気予報では微妙な雨予報でしたが、当日は晴れ間も見える天候に。
ちなみに同日には運河パーク「花時計」で花の植栽も行っていたので天気が気になる一日でした。
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「みなとみらいGARDEN LIFE 2023」を開催しました&地区内2カ所に花苗を植栽しました!」
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さて、調査結果は・・・

〇2021年3月にアマモの再発生を確認した位置において、アマモは生育していませんでした。
⇒こちら、「奇跡のアマモ」として復活したアマモが生えていた位置になります。

〇2021年11月に地植え播種し、2023年3月に再発生したアマモはすべて消失していました。
⇒前回調査時に、再発生していた所です。
2022年11月の播種時はこの場所へは植えていなかったのですが、前回3月調査時に
この場所からの再発生を確認しておりました。

○2022年11月に地植え移植・播種したアマモはすべて消失していました。
⇒地植えのアマモの生育は難しい様です。

○2022年11月にプランターに播種したアマモは6~7株残存していました。
⇒3月時点では50株程あったアマモですが、7株程になってしまっていたとの結果が・・・
 
調査日当日の2023年5月30日は、赤潮(植物プランクトンの大量発生!)ぎみの海況でした。
海中の色はその影響で全体的に暗く、黄色味がかっている状況・・・。

11月に移植あるいは播種したアマモは、
プランターに播種したアマモ以外の地植えしたアマモは残念ながらすべて消失。

一方、プランター内のアマモは数は減っていたものの元気よく、
次回調査予定の7月末まで生残することを期待しております!

さて、今回の調査時、赤潮気味の海中で目立った海藻は緑藻のミルでした。
皆さんご存知のアサリもアマモを地植え移植した地点の砂泥中に生息中でした。

また、巻貝の仲間のアカニシも観察しました。
アカニシは食用としては一般的ではありませんが、
食感がサザエに似ていることからサザエの代用品として食用にすることもあるようです。
この2種はいずれも巻貝の仲間ですが、
サザエは海藻を餌にする植食性であるのに対してアカニシは肉食性という違いがあります。
肉食性とは、貝なのにワイルドな感じがしますね。

一方魚類は、スジハゼ類、シマハゼ類などのハゼ科の魚類を観察しましたが、
全体的に魚類の出現個体数は少ない状況でした。


また、調査時は大量のクラゲがユラユラと漂っておりました。
海の中では時間がゆっくり過ぎていく気がします。
(赤潮気味でなければもっと良かったのですが・・・)

次回の調査は7月28日を予定しております。
本来は1週間後の8月初めに行う予定でしたが、少しでも早い方が
アマモの頑張っている姿が観測できるのではないかと、調査日を1週間前倒しにしております。

近いところにあるけど、普段は覗けない世界、
みなとみらいを語るうえで外せない「海」をこれからも大切に、
皆さんと一緒に守っていければと思っています。

【5/30(火)の調査内容】
・潜水士による生物調査(生物・アマモ観察など)
・潜水士による底質調査
水中動画の撮影→Youtubeに公開しました!
・ライトブイの点検・清掃

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