アマモできれいな海づくり!アマモさんは生き物たちの"ゆりかご"・・・!

アマモできれいな海づくり!アマモさんは生き物たちの

みなとみらい21地区では、水環境改善と生物多様性に向けた取組として、カキ礁となっていた汽車道護岸沿いの水域に砂を入れ、生物が生息しやすいよう実験場をつくりアマモを育てています。

昨年10月、種まきと苗の植え付を行ったアマモの生長を平成29年7月7日に調査しました。

今年3月の調査時より、アマモの株数も全長も増加!元気に育っていましたが、当日は、表層付近で植物プランクトンが多く発生し赤潮ぎみだったため、水中は茶色に濁っていました。

★苗え付け(移植)したアマモの様子 

アマモの株は、3月の調査時と比較して平均株数は3.0株から6.7株に、平均全長も62cmから91cmに増加しました。3月に形成していた花枝(かし)は、7月には流出していました。アマモは種子を形成した花枝を流出することで分布範囲を広げるそうです。どこかで大きく生長しているとよいですね。

  【写真左】3月のアマモ(移植)     【写真右】7月のアマモ(移植)

アマモ_計測(移植)3-7月2枚(H29.7.18).jpg

★種まき(播種)したアマモの様子 

3月時点で設置した3つのプランターのうち2つで発芽を確認しましたが、7月にはそのうち1つのプランターでアマモが残存していました。3月の調査時と比較すると総株数は8株から9株に、最大全長も41cmから95cmに増加しました。

  【写真左】3月のアマモ(播種)     【写真右】7月のアマモ(播種)

アマモ_計測(播種)3-7月2枚(H29.7.18).jpg

潜水による目視観察によると、アマモの周辺にはハゼ科の稚魚の群れ、プランターの中ではイシガニやマナマコも観測できました。

アマモ_観察会(生き物)名前あり6枚(H29.7.18).jpg

次回は8月に調査を実施する予定です。

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